探していた理想の紙カルテ運用システム
結城病院様は、1日当たり患者数平均400人、病床数194床、外来診察室10室を持つ病院で、スキャンビューア端末は約60台設置されています。「知識と技術をもって治療し、心をもって癒す。」を理念に掲げ、患者様が安心してかかれる病院、そして満足していただける医療を目指しています。
導入時の課題 / 導入の背景
「2006年の病院新築移転に伴い、カルテシステムの導入を検討しました。しかし、既存の電子カルテシステムは使い勝手、費用の面でどうしても納得が出来るものではなかったのです。医療機関の現場は、紙カルテの運用が非常に重要であり、紙カルテを残した形態でのペーパレスが実現できることが理想であると考えていました。」(大木院長)
また、紙カルテの運用であれば、キーボードに向かう必要がないため、「患者さんとのコミュニケーションが従来と変わらないこと」も大きなポイントだと大木院長は語ります。既存のパッケージ商品としてはなかったため、オリジナルで開発することを決意。紙カルテ運用の開発業者として当社を選んでいただきました。
選定ポイント / 導入の決め手
開発段階で意識した事は以下の2つです。
- クリック数が少ないシステム
- 直感的に利用できるマニュアル不要なシステム
製品の感想や今後の展開・期待
「京葉電子工業にはずいぶんと無理を言ったが、紙カルテ以外の書類のデジタル化や、紙カルテスキャンによるカルテの一元管理など、大半の希望は叶えられたと思っています。1年近くの開発期間を経て完成したシステムは非常に使いやすいです。週1回勤務の先生方もすぐに使うことができ、マニュアル不要のシステムが実現できています。いくつかの細かな修正を行いながら、ある程度の完成度になったと思います。」(大木院長)