カルテビューア, 導入事例, 眼科, 電子カルテ

患者さん目線を大切にした診療を継続【小笠原眼科クリニック】

小笠原院長

小笠原眼科クリニック様は開院して25年目になる眼科有床診療所です。現在の外来患者数は1日平均150~200人程度で、二診体制で診療にあたっています。
レセコンは開院時から、また、2000年11月 からは画像ファイリングシステム(VK2、コーワ社製)を導入するなど、眼科領域における基本的なほとんど全ての疾病に対する十分な検査・治療が行えるよう設備を整えています。

導入時の課題 / 導入の背景

「約15年前?、学会や研究会の情報を基に電子カルテの導入を検討していた当時は、2人いるメディカルクラークの助力を得たとしても、当時の外来患者数(1日平均150~200人)に対応することは困難と判断し、模索を続けていました。」(小笠原院長)

カルテビューア導入前のカルテ庫

また、「電子カルテを導入した際、他種の機器との整合性(相性)が合わずにシステムがダウンしてしまうこと」を懸念し、当時は電子カルテ導入になかなか踏み切れないでいたそうです。

「紙カルテのままでの最大の問題点はカルテの保管場所。院内の置き場所は飽和状態に達しており、このまま増え続けると、いずれ業務に支障を来すのではないかと憂慮していました。」(小笠原院長)

そんなとき、カルテビューアシステムに関する記事が掲載された「銀海/2008年秋号」を見たという小笠原院長。「そのような選択肢もあるのか」ということで、当社にお問い合わせいただいたのが始まりでした。

選定ポイント / 導入の決め手

システムの選定にあたっては、カラースキャンであることのほか、以下の点を重要視しました。

簡単な操作

「実際の診療では、ゆっくりコンピュータと向き合っている時間はありません。簡単な操作と少ないクリックで直感的に使用できるものが必要となります。 また、代診の先生が来られてもすぐに対応できるシ ステムがよいと考えました。そして、秘書の協力が得やすいこともポイントとして捉えました。さらに、当院は有床診療所であり、レーシックをはじめとする自由診療も行なっているため、入院カルテや自由診療のカルテの選択も画面上のクリックひとつで簡単に切り替えができることも利点と考えました。 」(小笠原院長)

安定した性能

「電子カルテの一番のリスクはシステムのダウンです。特にファイリングシステムとのフルネットワー クの場合には、画像が見られないだけではなく、カルテも参照できないことになり、全く診療にならない状況に陥ってしまいます。したがって、システム がダウンしないシンプルなソフトの構造であり、故障してもすぐにリカバリー可能なハード構成が必要と考えました。」(小笠原院長)

スキャニングシステム

「厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に沿った公正な運用により、ガイドラインに準拠することを確認致しました。」(小笠原院長)

サポート体制

「カルテビューアシステムのメーカーは東北地方に支店はなく、システムダウンについて正直なところ不安がありました。なぜなら、遠隔操作による保守体制サポートであったからです。しかし、この点に関しては、必要な調整やバックアップサーバーの切り替えが行える体制を準備することで対応できると考えました。」(小笠原院長)

運用イメージ / システム構成

有線LANによるパソコンは、2つの診察室にデスクトップ各1台、受付にノートパソコン2台の計4台を設置し、院内の1階と2階に各1か所の無線LANアクセスポイントを新設し、各検査データの入力や入院カルテに対応するために計7台のノートパソコンを配置しました。

総経費は、システム本体に加え、プリンタ3台、 スキャナ2台、電子認証システム、バックアップ ハードディスクに電子認証の年間ランニングコストを含め、約860万円でした。

カルテビューア導入後の診察フロー

導入効果

2009年2月に「カルテビューア」システムを導入し、使用を開始してから現在まで大きなトラブルも無く、 診療に支障を来すことなく運用できています。

カルテ庫をリカバリー室にリフォーム

「カルテのスキャニングシステムと画像のファイリングシステムを接合させず、2Wayのままとしたことで、各システムへの負担も少なかったものと考えています。また、レセコンはSANYOメディコムを採用していますが、 京葉電子工業との必要な連携や柔軟な対応などの協力が得られたため、業務全体として上手くまとめること ができました。結果、患者さんの待ち時間は長くなることもなく、常に患者さん目線を大切にした診療が継続できています。」(小笠原院長)

さらに、カルテ保管場所を本来の目的に使用することが可能となり、 2階の1室は日帰り手術患者さん用のリカバリー室へとリフォームすることもできたそうです。

製品の感想や今後の展開・期待

「開業して17年を経てからのカルテスキャニングシステムの導入でしたので、保存義務のある過去カルテ(約4万6000件)を臨時職員2人がスキャン処理を行ないましたが、 作業を終えるまでに約6か月間を要しました。 その作業はかなり大変であったと思います。今では、もっと早期から、このシステムを 採用していればよかったと思っています。」(小笠原院長)

小笠原眼科クリニック

小笠原眼科クリニック
所在地:岩手県盛岡市
診療科目:眼科
運用開始時期:2009年2月
URL:https://ogasawara-eye-clinic.or.jp/

京葉電子工業はカルテビューア・スキャンビューアなどのシステムを活用し、医療業務の電子化しにくい部分を電子化することで、医療機関のIT化をサポートいたします。

詳しくは当社の製品サイトをご覧ください